美容室に行ったら毛染めとかした後だと
とくにトリートメントを勧められたりしない?
髪の毛がダメージしてるから~
カラーの色持ちが良くなるから~
なーんて言われたりしながら
果たして本当なんだろうか?
トリートメントした髪の毛と
しなかった髪ではそれほど変わるのか?
美容師が何故トリートメントを勧めるのか?
それは単純に高単価メニューだから
パーマやカラーに比べて時間も掛からずに
単価が良いメニューがトリートメント
トリートメントの本当の意味とは
本来トリートメントとは治癒
つまり傷んだところを元に戻し治す事
ただ残念ながら髪の毛は死滅細胞
つまり細胞が死んでるということは
元に戻る力がないということ
例えば腕や指を切ったとしても
時間が経てば傷口はふさがるよね?
それは細胞が生きてるから
元に戻ろうと働きかけてくれる
だけど髪の毛は死滅細胞だからそれが出来ない
ただでもトリートメントといういじょう
栄養素もあるしある程度補修もしてくれる
そして一番はコーティングだよね
それにより指通りなめらかにまとまってくれる
ただダメージした髪が元に戻るわけではない
トリートメントをするメリットまたは効果
お店に行くとよく
ダメージしてるからトリートメントしときましょう~
カラーしてダメージするからとか
色持ちが良くなるから~とか言って
勧められたりしない?
でも、そもそも余程じゃない限り
または特殊なオーダーしない限り
ダメージがない事はないけど
無理をしなければそこまで傷まない
つまりお店で何かしらしてダメージするのに
それで傷むからトリートメントってのも
なかなかおかしな話でもある
トリートメントでどんな効果メリットがあるのか
色持ちに関しては正直大きく変わらない
カラーの色持ちはお店で染めた後にする処理で
大きく変わってくる
それがきっちり出来てないと
いくらトリートメントしても意味がない
というかむしろより酷くなる
カラーによるアルカリやオキシドールを
髪の毛から除去しないまま
トリートメントでコーティングするわけだからね
トリートメントと聞くと響きは良いけど
やり方を間違えたりモノによっては
髪の毛を良くするどころか悪化させていく
ただもちろんコーティングもされるので
指通りや手触り感はめちゃくちゃ良くなる
だけど1~2週間もすればまた同じような状態に
トリートメントが危険と言われるわけ
もちろんそれを理解したうえでやる分には良いと思う
短い間でも手触り良くサラサラになるからね
トリートメントのなにが危険なのか?
さっきも言ったように基本的な役割は
髪をコーティングすること
コーティングされることで手触りは良くなるけど
その分髪は皮膜され厚みが出てくるよね?
最初はその重みがしっとり感に感じるけど
繰り返していく事で重いベタつきに変わってくる
そうなると髪の毛自身の水分コントロールが
上手く出来なくなり中の水分がなくなり
髪は乾燥してるのになんだかベタつき
洗ってるのに洗ってないみたいな感じになってくる
そして当然ながら髪のコーティングが厚い為
水分だけじゃなく薬剤も浸透しにくくなる
それはつまりパーマやカラーの反応が悪くなる
結果染まりが悪くなったり当たりが弱くなる
そうなるとより強い薬を使わないといけなくなり
それによりダメージもさらに悪化していく
そしてダメージして髪がパサつきまとまらないから
またトリートメントして誤魔化そうと
負の無限ループに陥っちゃてる人も多い
写真を見て中の紙を髪の毛と
クリアファイルをキューティクルと考える
一方は薄いクリアファイルだから
重力に従ってペタッと倒れるよね?
本来髪も何も付いてなければこの状態になる
でももう一方のファイルは分厚い為
重力に逆らって立っている
これがトリートメントで
髪をコーティングするということ!
明らかに不自然なのは分かると思う
トリートメントするよりも大事なこと
もちろんトリートメントが悪いわけではない
色んな考え方やり方があって当然だし
分かっててやる分には良いと思う
ただ大事なのは正しく知ってやること
とりあえず良さそうだから
そういった感じでよく分からずやってると
良くなると思ってやってた事が逆効果に
お金払って髪の毛傷めてる事にもなりかねない
傷ませてトリートメントするよりは
ダメージをどれだけ最小限に抑えるかの方が
よっぽど髪の毛の負担は減る
結局今の科学、技術では
傷んだ髪の毛を元に戻す事は出来ないからね
それならなるべく無駄な事をしないで
シンプルに考えてやる方が良い
ただでさえ今はシャンプーにしても
アウトバストリートメントにしても
手触り感を重視するモノが多い!
一時の見た目や質感、手触り感は変わるけど
そもそも根本的な解決には至らない
それなら少しでも良くなるように
本質を考えて見直した方が結果的に良いよね!